
海外旅行や留学中に体調を崩し、病院を受診する必要に迫られる状況は誰にでも起こりえます。「言葉が通じない」「どう伝えればいいのか」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、海外の病院での受診の流れから、受付で伝えるべきこと、診断書の入手方法まで、具体的な手順を解説します。安心して現地で過ごせるよう、万全の準備をしましょう。
1. 海外で体調を崩したら? まずすべきこと
まずは落ち着いて状況を把握しましょう。軽度であれば自己判断で市販薬を使用することもできますが、症状が改善しない場合や悪化する場合は、必ず医療機関を受診してください。海外旅行保険への加入をおすすめします。万が一の際に、治療費や入院費などをカバーしてくれるだけでなく、病院の手配や通訳サービスを利用できるプランもあります。しかし、保険加入のタイミングも重要です。出発前に加入するのが原則ですが、出発後でも可能な保険会社もあります。ただし、出発後の加入は補償内容が限定される場合があるため、注意が必要です。
2. 現地の病院へ:受付での伝え方と準備
病院に到着したら、まずは受付で自分の状態を伝える必要があります。以下の情報を英語で伝えられるように準備しておきましょう。単語だけでなく、例文も用意しておくことでスムーズなコミュニケーションが可能になります。
- 名前 (Name): "My name is [あなたの名前]."
- 生年月日 (Date of birth): "I was born on [月] [日], [年]."
- パスポート番号 (Passport number): "My passport number is [パスポート番号]."
- 保険会社名と保険証券番号 (Insurance company and policy number): "I have insurance with [保険会社名]. My policy number is [保険証券番号]." 保険会社の緊急連絡先も控えておくと、受付で問い合わせる際に役立ちます。
- 症状 (Symptoms): 具体的にどのような症状があるのかを説明しましょう。例:「I have a fever and a cough.」(熱と咳があります)、「I have stomach pain.」(お腹が痛いです)。「It started [いつから]」という表現を加えることで、発症時期を伝えることができます。「I've been feeling unwell since yesterday.」(昨日から体調が悪いです。)のように伝えましょう。
- アレルギーの有無 (Allergies): アレルギーがある場合は、必ず伝えましょう。例:「I am allergic to penicillin.」(ペニシリンアレルギーです)。「I have an allergy to [アレルゲン]. It causes [症状].」と具体的に説明すると、より正確に伝わります。
- 持病 (Medical conditions): 既往症がある場合も伝えてください。「I have a history of [病名].」のように伝えましょう。
「I need a doctor, please.」 (医者に診てもらいたいです)といった簡単なフレーズを覚えておくと役立ちます。事前に症状や伝えたい内容をメモしておき、必要に応じて見せるのも良いでしょう。スマートフォンの翻訳アプリを活用するのも有効な手段です。
3. 受診時の費用:保険と自己負担額
病院の受診には費用がかかります。海外旅行保険に加入している場合は、保険会社が治療費を立て替えてくれる場合があります。しかし、自己負担額が発生する場合もありますので、事前に確認しておきましょう。保険の種類によって自己負担額は異なります。また、保険によっては、提携病院での受診に限られる場合や、キャッシュレスで支払えない場合があります。事前に保険会社のウェブサイトを確認するか、コールセンターに問い合わせて、詳細な情報を把握しておくことが重要です。
4. 診断書の発行:日本語での対応は?
海外の病院で診断書を発行してもらうことは可能です。多くの場合は英語で発行されますが、翻訳サービスを利用すれば日本語訳を入手できます。保険会社によっては、英語の診断書でも問題ない場合がありますので、事前に確認しておきましょう。診断書のフォーマットは国や病院によって異なります。日本の保険会社に提出する場合、指定されたフォーマットがあるかどうかを確認し、必要であれば病院側に依頼しましょう。翻訳サービスは、オンライン翻訳ツールや専門の翻訳会社を利用できます。
5. よくある失敗と対策:言葉の壁を乗り越えるために
- 症状の説明不足: 具体的な症状を伝えきれない場合、「It hurts here.」(ここが痛いです)と言いながら体を指さすなど、ジェスチャーを交えて説明しましょう。体の部位を示す英語も覚えておくと役立ちます(例:head, stomach, chest)。
- 保険証券の提示忘れ: 受付で保険証券を提示することで、自己負担額を減らすことができます。必ず携帯し、提示するようにしましょう。保険証券のコピーをスマートフォンに保存しておくのも有効です。
- 薬の名前がわからない: 処方された薬の名前はメモしておきましょう。市販薬を購入する際にも役立ちます。薬剤師に薬の名前を聞いたり、パッケージを写真に撮っておくのも良いでしょう。
6. 体調不良に備えて:準備チェックリスト
- 海外旅行保険への加入 (補償内容の確認)
- パスポートと保険証券のコピー (スマートフォン保存も推奨)
- 症状や伝えたい内容を英語でメモ (例文を用意)
- 常備薬(持病がある場合)(処方箋のコピーも)
- アレルギーカード (必要な場合)
- クレジットカードまたは現金
- スマートフォンの翻訳アプリ
- 緊急連絡先リスト (家族、保険会社、大使館など)
7. まとめ:万全の準備で安心の海外生活を
海外での体調不良は、誰にでも起こりうるものです。しかし、事前にしっかりと準備しておけば、不安を軽減し、安心して現地で過ごすことができます。お客様の安全な留学・ワーキングホリデーを全力でサポートいたします。ご不明な点や不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院を受診する際、海外旅行保険証券は必ず提示する必要がある? A. はい、ほとんどの病院では海外旅行保険証券の提示を求められます。保険会社が治療費を立て替えることで、自己負担額を減らすことができます。ただし、緊急時にはまず治療を受け、後から保険会社に連絡することも可能です。
Q. 英語でのコミュニケーションに不安がありますが、どうすれば良いですか? A. スマートフォンアプリの翻訳機能や、病院によっては通訳サービスを利用できます。事前に症状をメモしておき、必要に応じて見せるのも有効です。また、簡単な英語表現(「痛い」「熱がある」など)を覚えておくと役立ちます。
Q. 日本語で診断書を発行してもらうことは可能ですか? A. 多くの場合は英語で発行されますが、翻訳サービスを利用すれば日本語訳を入手できます。保険会社によっては、英語の診断書でも問題ない場合がありますので、事前に確認しましょう。
Q. 海外で薬を購入することはできますか? A. はい、海外でも薬を購入できます。ただし、国によって処方箋が必要な薬と市販薬の違いがあります。自己判断での服薬は避け、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
Q. 緊急時に連絡できる日本の窓口はありますか? A. 外務省の海外安全ホームページで、緊急時の連絡先を確認できます。また、大使館や領事館も緊急時のサポートを行っています。
Q. 体調を崩す前に予防できることはありますか? A. 渡航先の気候や衛生状況に合わせて、適切な服装や持ち物を準備しましょう。予防接種が必要な場合は、事前に受けておきましょう。また、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけ、体調管理に気を配りましょう。
この記事は2026年6月12日時点の情報に基づいています。海外の医療制度や保険制度は変更される可能性がありますので、渡航前に必ず最新情報を確認してください。


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