【費用節約】大学生でも行きやすい、短期留学が格安でできる国とは?
サークル活動もアルバイトも、もちろん日々の勉強も頑張っている大学生。長期休暇を使って行くことができる短期留学は、長期留学よりもハードルが低いため、大学生のうちに必ず短期留学に行きたいと意気込んでいる方も少なくありません。
しかし、長期留学よりも安く短期留学に行くことができるとはいえ、できる限り親に金銭面の負担はさせたくないものです。自分自身がアルバイトで稼いだ金額で行けるような、格安で短期留学できる国はあるでしょうか?
そこでこの記事では、短期留学を検討する大学生へ向かて、金銭面でハードルが低い人気の国をご紹介していきます。
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目次
費用を抑えて留学できる国は?
大学生でも行ける短期留学が格安な国は、フィリピンです!なぜフィリピンの短期留学は格安で実現するのかというと、大きく次の2つの理由が挙げられます。
人件費が安い
フィリピンの人件費は、日本とは比較にならないほど低いのをご存知ですか?首都のマニラにおいて、2018年11月以来、およそ1年半ぶりとなる2022年6月4日に最低日給が引き上げられましたが、それでも非農業部門の最低賃金は570ペソ、日本円にしておよそ1373円です。(2023年2月11日現在のレート)
参考:JETRO日本貿易振興機構
これは、日給ということなので1日8時間労働という認識で、時給換算すると日本円にして、およそ171円の時給ということになります。
2022年度の東京都の最低時給は、1072円となっているため、フィリピンは日本の人件費のおよそ6分の1程度でしかないということになり、短期留学での授業にかかる費用などが他国よりも格安であることは必然ですよね。
参考:ファイナンシャルフィールド
物価が安い
前述したように安い人件費のフィリピンでは、その人件費で人々が生活をしているということ。つまり物価も安いということです。
シャンプーやティッシュペーパーなどといった日用品の価格は、日本とあまり変わりませんが、果物や飲み物などの食料品の価格は日本の3分の1程度、外食であっても日本より1〜2割程度安く、日々の生活費が日本よりもかからない傾向にあります。
また、タクシー運賃など現地での交通費、映画やボーリングなどといった娯楽費なども、日本と比較すると安く、短期留学中もオフの日に遊んだとしても、散財してしまうというほどではないでしょう。
日本から近い
フィリピンは東南アジアの国でありながら、全人口のうち9割以上が公用語あるいは第二外国語として英語を話すことができると言われています。つまり英語が話されている国としては、日本から最も近い国に位置づけられるのです。
日本から首都マニラまでは直行便でおよそ5時間、留学先としてとても人気の高いセブ島までもおよそ5時間半で行くことができます。
また、マニラまでの往復航空券は10万円以下、もしLCCを利用すれば4万円以下で購入することができ、渡航費も非常に安いという特徴があるのです。
フィリピン情報
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フィリピンで短期留学をするために必要な費用
ではここで、フィリピンで短期留学する際に必要な費用を見ていきましょう。(往復航空券・学費・食費・滞在費)
1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 |
およそ12〜17万円程度 | およそ25〜30万円程度 | およそ65〜70万円程度 |
上記表はあくまで目安です。渡航地域や学校のコース、滞在手段、観光や娯楽などお小遣いにかける金額など、様々な要因により費用は変動しますので注意してください。
短期留学の準備にかかる費用
フィリピンの短期留学の準備段階でかかる費用の項目や相場をご紹介していきます。
パスポート
短期留学に向けてパスポートを申請する場合には、5年間有効のもので11,000円、10年間有効のもので16,000円かかります。
ビザ
フィリピンでは、滞在期間や滞在目的によってビザの要不要が変わってくることを覚えておきましょう。観光目的で30日以内の滞在ではビザは不要ですが、滞在期間が30日以内であっても、観光目的でなく語学学校に通う場合には、SSP(特別修学許可証)の発行が必要となり、およそ15500円ほどの申請費用がかかるので注意してください。
海外留学保険
フィリピンに短期留学する際、忘れてはいけないのは海外留学保険への加入。1ヶ月でおよそ1〜2万円前後はかかりますが、万が一のトラブルや、体調不良による病院での受診などの際必ず役に立ちますので、加入しておくことをおすすめします。
航空券
日本のどの空港からフィリピンのどの都市へ行くのか、時期はいつなのかによって航空券代の金額も変動しますが、10万円ほどで見積もっておけば安心でしょう。
予防接種
フィリピンは発展途上国であり、衛生環境は日本ほど整っていません。そのため、日本では心配しなくても良いような思わぬ病気にかかってしまう可能性があります。
狂犬病をはじめ、A型・B型肝炎、日本脳炎、破傷風、麻疹などといった病気については、日本にいるうちに予防接種を受けておくと安心。
ただし、全部受けるとそれなりの金額になってしまうので、もしかかってしまっても対処法があまり確立されていないような病気を優先するなどして、一部予防接種だけでも受けると良いかもしれません。
短期留学中に現地でかかる費用
続いて、現地についてから短期留学中にかかる費用を見ていきます。
学費
マニラやセブ島など、留学する地域や選ぶ語学学校によって価格は変動しますが、仮に1ヶ月の短期留学でおよそ10〜20万円ほどかかります。
ただし、フィリピンの語学学校に短期留学する際には、学内寮・学外寮・ホテルの滞在方法があり、学費以外にも滞在費・食費・洗濯・掃除などのサービス代や入学金などが全て含まれているので、とてもお得です。
生活費
フィリピンの語学学校でセットになっている寮やホテルに滞在していると食事などの生活には困ることはありませんが、たまには外食をしたり必要なものを購入したりすることもあると思います。
ただ、フィリピンの物価は安いので、1ヶ月で3〜5万円ほどあれば不便はしないはずです。
交通費
語学学校と寮やホテルの距離や交通手段によりますが、通学やプライベートで公共交通機関を使うとしても、1ヶ月あたりおよそ1〜3万円程度準備しておけば十分だと思われます。
大学生が短期留学に行くことができる時期
これまで格安で短期留学することができるフィリピンについて解説してきましたが、大学生が短期留学に行くことができる時期は、春休み、夏休み、冬休みといった長期休暇になります。
もちろん長期休暇の時期でなければ大学を休学するなどして短期留学に行くことも可能。しかし、休学してしまうと単位取得や就職活動などにも影響を与えかねないので、短期間の短期留学であればなるべく長期休暇を利用することをおすすめします。
大学生が短期留学をするベストな時期
ちなみに大学生が短期留学をするベストな時期は、大学1年生あるいは2年生の長期休暇です。大学3年生の夏休みはサマーインターンに参加したり、春休みは就職活動直前のタイミングになってしまいます。
また、大学4年生で就職先の内定をもらったあとも比較的時間がありますが、企業によっては内定者研修に参加しなければいけないなどといった可能性があるので、あまりおすすめはできません。
まとめ
この記事では、大学生でも短期留学が格安でできる国について、フィリピンをピックアップしてご紹介してきました。
フィリピンは日本から一番近い、英語が広く話されている国です。英語習得しやすいマンツーマンレッスンの環境も整っているので、ぜひ費用を抑えて、短期留学を充実したものにしてくださいね。