【国情報】フランス-自由・平等・友愛の国- 

フランスの基本情報

UnsplashAnthony DELANOIXが撮影した写真

美を追求し、愛に溢れ食にこだわる。世界が憧れる国、フランス。

ヒトも街並みもお洒落でどこを切り取っても絵になり芸術にも優れているため、年間約8000万人以上もの観光客が訪れる大人気の観光国です。

誰もが一度は訪れたい「花の都」パリを初めとして、日本人が憧れるモンサンミッシェルや美しい海岸が魅力のニースなど見どころが満載です。

また、フレンチシェフを目指す方や日本でも大人気なルイヴィトン、エルメス、ディオールなど有名ブランドを生んでいるフランスは、ファッション業界を目指す方にとっても留学先として注目されています。

▶フランスの首都 
パリ

▶フランスと日本の時差
日本が7〜8時間早い

人気の留学先となっている都市は首都であるパリや世界遺産の街であるリヨン、フランス屈指のリゾート地であるニースがあげられます。その他にもワインで有名なボルドーも人気です。

パリの街並み

パリは世界中から人々が集まり、年間の総観光客数は世界で1,2位を争う人気です。
そのため、英語話者も多く日本食レストランも多いので、フランス語がまだ苦手という方でも、はじめてフランスで生活をスタートさせるには大変適している都市です。

またエッフェル塔、シャンゼリゼ通り、凱旋門、モンマルトルの丘など、有名な観光地が沢山ありますので勉強したあと観光を楽しむ、勉強+観光にも非常にオススメです。

ただし、パリの物価はとても高いので留学する際には十分な資金準備が必要になります。

リヨン

第 2 の都市であるリヨンはヨーロッパでも有数の商業都市です。

「美食の都」「絹の街」「金融の街」「ハイテクの街」「映画発祥の地」など様々な呼び名のある深い歴史を誇る街で、世界遺産にも認定されています。

大きな都市でありながら、都会特有の慌ただしさもなく、人々も温かいのでゆったりフランス生活を楽しみたい方におススメです。

また、パリに比べると物価が安いので大きめの都市に行きたいけど予算が気になる、という方にもピッタリの都市です。

ニース

二―スは南仏コート・ダジュールの大人気リゾート都市です。

有名な海岸線、プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の遊歩道)には多くの観光客はもちろん、地元の人も海を眺めに訪れます。

「太陽の街」とも呼ばれるほど、 穏やかな気候も魅力の一つです。冬も15℃程度ですので寒いのが苦手な方にもおススメです。

また、 多くの観光客が訪れる為、飲食店も充実していてショッピングも十分に楽しめます。

ただし、物価はパリとあまり変わらず、更に観光地ということで元々値段が少し高めに設定されていますので、生活をする際には注意が必要です。

ボルドー

ワインの産地で有名な南西部の町ボルドーですが、かつては貿易港として栄えました。

リヨン同様、街全体が世界遺産に登録をされており、町の中心を流れるガロンヌ川が三日月型に湾曲していることから「月の港」と呼ばれています。

ボルドーではワインが勉強出来るコースも充実しており、また大聖堂など他にも世界遺産が多いことからワイン留学・芸術留学をされる方、純粋にワインが好き、芸術に触れたい、という方におススメです。

また大都市に比べると落ち着いていて、物価も低いので住むのにはとても便利です。

ただし、フランスの中では降水量が多いエリアのため、天気で気分が左右されやすい方は注意が必要です。

フランスの気候

UnsplashLéonard Cotteが撮影した写真

フランスの気候は年間を通じて比較的穏やかですが、地方ごとに多少気候は異なります。特に、北部と西部はより涼しく湿潤で、地中海周辺はより温かく、乾燥しています。

また1日の寒暖差が激しいので春〜夏でも上着は用意しておくのがおススメです。

10月にもなると急激に気温が下がり、平均気温も10℃ほどになります。

▶年間平均気温

夏⇢約20℃ 冬⇢約5℃

▶服装

日本と同じく四季折々の服装が楽しめます。夏は半袖短パン、冬は厚手のコートやジャケットが必要です。

フランスの物価

UnsplashIbrahim Boranが撮影した写真

パリやリゾート地であるニースなどは世界の中でも物価が高いことで有名で、特に外食費と不動産は日本と比べても割高になります

マルシェなどうまく活用して自炊を心がけたり、中心部から少し離れたところに家を借りて自転車や公共交通機関をうまく利用しましょう。

パリ以外の都市は日本とあまり変わらないか、物によっては日本より安く手に入ったり利用することができます。

特に美術館などのチケットはまとめ割などお得なものが多数用意されているので事前にウェブでチェックしてみてくださいね。

フランスでもルームシェアが一般的で、パリだと1ヶ月600〜800ユーロ(日本円 約82,000〜110,000円)程で探される方が多いです。

ホームステイの費用は相場で1,100ユーロ程(日本円 約150,000円)になります。

他の都市であればもっと安く抑えることができますが、全体的に不動産の物価は高めであると認識しておくほうがよいでしょう。

フランスの食事

UnsplashMelanie Kreutzが撮影した写真

フランス料理は日本でも人気のため、日本でも食べることができるものが多いですが、現地に行くならやっぱり本場で味わってみたいですよね。

さらに日本では日本人好みの味つけになっていることもあるので、ぜひ本場の味をご自身で体験してみてください!

絶対に食べたい!フランスグルメ3選

1.エスカルゴ(escargot)

日本でもお馴染みのエスカルゴ。

フランスのブルゴーニュ地方の郷土料理で、ガーリックバターで食べることが多いエスカルゴはフランス語で「カタツムリ」を表しフランスでは前菜として食べることが多い料理です。

数少ない食用のカタツムリで、下処理などに時間を要するのでなかなか家庭で調理は難しいため、ぜひ現地のレストランで体験してみてください。

2.ポトフ(pot-au-feu)

寒い日にぜひ食べたいポトフは、フランス語で「火にかけた鍋」の意味があります。

家庭により異なりますが、一般的には牛肉、ソーセージなどの肉類に野菜と香辛料を入れ長時間煮込みます。

コンソメ等で味付けされることが多く、牛乳などは入れないのでスープはあっさりしていて澄んでいますが、しっかり具材が入っているのでメイン料理として食べられることが多いです。

寒い時期にフランスに滞在する場合は、ぜひポトフで温まってください。

3.キッシュ(quiche)

キッシュとは、フランス北東部のロレーヌ地方の郷土料理で、卵や生クリームを混ぜたものにベーコンやチーズ、玉ねぎやほうれん草などの野菜を加えて、パイ生地やタルトの器に流し込んでつくったものです。

日本だと最近カフェやパン屋さんで見かけることがありますね。

見た目からパイやタルトのようなので、デザート?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、具材からもわかるようにキッシュはおかずです。

季節に合わせて旬な具材を取り入れれば、一年中飽きずに色々なキッシュを楽しめますね。

【番外編】みんな大好きマカロン

日本で大人気のマカロンも発祥地には所説ありますが、フランスを代表するスイーツです。

様々な味があってカラフルで、見た目にも楽しいマカロンですが、元々はとてもシンプルな焼き菓子だったようです。

現在日本でもよく目にするガナッシュクリームの挟まったマカロンは、パリの有名パティスリーにて誕生しました。

フランスには地域によって異なるマカロンがまだまだあり、北フランスの街アミアンでは「マカロン・ダミアン」というはちみつを使用したものや、甘口ワインを使う「マカロン・ド・サンテミリオン」、ポワトゥー・シャラント地方の「マカロン・ド・モンモリオン」などがありますのでぜひ試してみてくださいね。

フランスの観光

Unsplashdan wildingが撮影した写真

これまでご紹介した以外にもフランスには訪れたい観光名所が沢山あります。その中でも厳選3選をご紹介しましょう。

絶対に行きたい!フランスの観光スポット3選

1.モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)

フランス西海岸のサン・マロ湾に浮かぶモンサンミッシェルは日本人にも大人気の観光スポットです。

世界遺産にも登録されている修道院で、その美しさは圧巻で中世の建築家たちがいかに高度な建築技術を持っていたかを感じることができます。

現在は、フランス文化財センターの管轄で一般公開がされており、ガイド付き見学、コンサート、講演会、見学、学童向けプロジェクトといった様々なプログラムが実施されています。

近くまで行くとまさに、その壮大さや威厳を肌で感じられます。

また、周辺には飲食店やお土産さんが沢山ありますのでぜひ1日たっぷり時間をとって訪れてみてくださいね。有名なモンサンミッシェルのオムレツは絶対試したい一品です。

2.コルマール ( フランス語: Colmar, ドイツ語: Kolmar)

フランス東部に位置するアルザス地方のコルマールはとにかく街並みが本当に可愛らしい場所です。

旧市街のレトロな石畳の道は非常に雰囲気があり、中世からルネサンス期に建てられた木組みの建物を眺めながらお散歩することができます。

フランスで開催される花の街コンテストでは最高級の格付けを獲得した花と緑に溢れる街で、あの有名なジブリ映画のハウルの動く城のモデルになっている場所や、ディズニー映画の美女と野獣の街のモデルになっているとも言われています。

街中を散策する際には、歩いてもトラムを使ってもよいですが、せっかくなら街の運河沿いで体験できるゴンドラに乗るのもおススメです。

夜になるとまた違った幻想的な雰囲気が味わえますよ。こんな素敵なところでフレンチを堪能できるなんて夢のようです。

3. ロワール(Loire)

ロワール地方は古城が多いことで有名で、ロワール川周辺に大小200ほどあると言われています。


どのお城もとても美しいですが、中でもルネッサンス建築のシャンボール城はとても幻想的です。フランソワ1世のために設計され、レオナルド・ダ・ヴィンチの構想によるものとされており、ロワール渓谷に点在する城のうち、最大の敷地面積を持っています。

他にもアンボワーズ城など素敵なお城が沢山ありますのでぜひいくつかのお城を訪れてみてくださいね。

また、ロワール地方はブドウの産地としても有名です。ただし、小規模のワイナリーも多いため、もし訪れたい場合には事前に連絡をして予約をとっておきましょう。

ワインも楽しんでこんなに素敵なお城巡りができるなんて本当に贅沢ですね。

フランスの治安

UnsplashPaul Ryszが撮影した写真

フランスは、危険性が高いとはなっていませんが、特にスリや置き引きが非常に多く発生しています。

また、都会ではひったくりや物乞いも多いので周囲には十分注意しておきましょう。あまり現金などを持ち歩くのも良くないです。

さらに、マルセイユを中心とした南の地域は移民が多く、失業などによる貧困層が多いため、治安が悪くなる傾向にありますので気を付けるようにしましょう。

夜に一人で出歩くのもなるべく避けたほうがよいでしょう。バーなど若者が多く集まりますが、犯罪も増えるので細心の注意が必要です。

まとめ

美しい街並みと愛に溢れる自由の国フランス。今回ご紹介した以外にも見どころは沢山あります。

世界的に有名な建築物や芸術に触れ、絶品フレンチ料理に舌鼓を打ちながらフランス生活を満喫してくださいね。

お役立ち情報

外務省 フランス共和国
フランス観光開発機構
パリ観光局

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