留学中のホームシックはこうして乗り越えよう!原因や対処法をご紹介!
これから留学を考えている方は、海外での生活にワクワク感があふれているのではないでしょうか。ただし、実際留学に行かれた方の多くが体験するのがホームシックです。現在留学中の方の中にも、「日本に帰りたい」「寂しい思いをしている」という方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ホームシックになりやすい人の特徴や予防対策などを解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホームシックはいつ頃からなるのか?
留学は強い意志と期待感をもってのぞむ方が多いです。そのため、はじめのうちは緊張感や楽しさなども相まって、順調に留学生活を送ることができます。しかし、ある程度の期間が過ぎると生活が安定しはじめ、現実を見つめるようになります。それが2〜3ヶ月目といわれています。
この期間は人によって違いますが、大体このあたりでホームシックになることが多いです。そのため、1ヶ月程度の短期留学ではホームシックにならなかったという方でも、1年以上の長期留学になると、ホームシックになってしまうということがあるようです。
それでは、ホームシックになってしまった場合、どのくらいの期間続くのでしょうか。
なりやすい時期や期間は?
一度ホームシックになってしまうと、元に戻るまでに時間を要する方も結構います。中には当日に解消される方も入れば、2週間以上解消されないという方もいます。
ホームシックは心の病です。風邪のように、徐々に悪化していくのではなく、突如として訪れます。同じように、突如として開放されるのもホームシックの特徴です。寝たり、遊んだり、日がたつにつれ、勝手になくなっていたということがほとんどです。
中には1ヶ月以上もホームシックに悩んでいるという方がいますが、長い間、その状態が続いていると、身体的にも大きな負担になるため、無理は禁物ということがいえるでしょう。それでは、ホームシックになりやすい人の特徴には、どのようなことがあげられるのでしょうか。
ホームシックになりやすい人の特徴
ホームシックになりやすい人の多くは、日本での生活環境が大きく左右していることがわかります。
日本に友達が多い
日本にいるときに多くの友人に囲まれ過ごした生活が、ホームシックになる原因になることが多いです。海外生活では、もちろん親しい友人と出かけることもできなければ、食事もできません。ワイワイ楽しくやっていた頃と比べると、海外の生活が寂しく感じ、あの頃に戻りたいと感じることが多くなります。
家族と仲がいい
家族と仲がいい方もホームシックになりやすい方です。特に実家住まいの方は、温かい雰囲気を思い出し、一人でいる海外生活に寂しさを感じてしまう方も多いです。また、いつでも話せる相手がいるという環境と、何かあれば相談できる親御さんの存在というのは、一人になることで余計強く感じてしまいます。
SNSで友達の近況をみる
日本にいる友達の近況を見るために、SNSを見る方も多いようです。はじめのうちは、楽しくやってるSNSを見るのが楽しくても、徐々にその気持ちが「楽しそうにしてる」と微笑ましく思うのではなく、「楽しそうだな」とその輪に入りたいという気持ちが強くなってしまうんです。そのためSNSをよく見る方は注意が必要です。
英語に自信がない
英語の苦手意識があると、せっかくの留学なのに英語で話しかけるのが臆病になってしまい、みんなの会話に入っていけなくなってしまいます。その期間が続くと、一人ぼっち感が強くなってしまいます。
積極的に行動できない
海外の留学生は、積極的で物怖じしない性格の方が多いです。一方、日本人は控えめで消極的な方が多いです。そのような性格の方は、友達の輪に加わることができず、ホームシックになりやすいです。せっかくの留学なのですから、失敗を恐れず積極的に行きましょう。
ホームシックになる原因
このような特徴から、ホームシックになる原因には3つの原因が考えられています。
違う文化に馴染めない
やはり海外生活になじめないというのが大きな原因になります。留学前に抱いていた海外生活とのギャップを感じる方も多いようです。生活のすべてが日本とは違います。言葉も通じなければ、身の回りの環境も違います。それがストレスになり、はじけることでホームシックになってしまいます。
友達ができない
留学先で多くの友達を作ることができれば、寂しい思いも解消されますが、そうでない場合は、常に一人でいるため、すべてを抱え込んでしまい不安になってしまいます。こんなことになるなら、留学なんてしなければよかったと思ってしまう原因になり、結局帰国してしまうという結果になりがちです。
自信をなくす
留学では会話はすべて英語です。上手く英語を話せないことで、伝えたいことが伝わらないことが続き、ストレスに感じてしまいます。友達を作ろうと積極的に話しかけても、英語が伝わらず、話しかけるのが怖くなり、結局話しかけなくなってしまうというケースもあります。それにより、日本に帰りたいと考える方も多くいます。
ホームシックの症状
ホームシックになってしまうと、気持ちだけでなく症状にも出ることがあります。以下のような症状が出た場合は、ホームシックの可能性もあるので要注意です。
・ちょっとしたことで悲しくなり涙が出てくる
・食欲不振や過食
・人に会うのが多くになる
・精神が不安定
・体調不良や睡眠不足
短い期間のホームシックであればいいですが、長期間になると心の病気に発展してしまう可能性があります。そうならないためにも、ホームシックにならないように予防することが大切です。
ホームシックの予防対策
ホームシックを予防するために、いくつかの方法があるのでご紹介していきます。
友達を作る
一番は、現地で友達を作ることです。仲のいい友達を多く作ることができれば、寂しい気持ちも和らぎますし、何かあっても相談に乗ってくれます。
誰かと一緒に暮らす
一人でいると何かと考えがちになってしまう方は、ルームシェアやホームステイなどを選び、誰かと一緒にいるというのも方法です。常に話し相手がいると気も紛れてホームシックになりづらいです。
イベントや集まりに積極的に参加する
海外からの留学生は、イベントや集まりに積極的に参加しています。こちらも積極的に参加することで、同じ目的を持った同士、新しい出会いが生まれやすいです。出会いはどこで生まれるか分かりません。ぜひ積極的に参加してください。
留学の目的を思い出す
留学は旅行ではありません。ある目的をもって海外に来ているわけです。その目的を思い出すことで頑張ることができます。留学は一生海外にいるわけではありません。終わりに向けて、自分の目的をしっかり叶えるという強い意志があれば、ある程度のことは乗り切れます。
我慢せずに泣く
特に女性の方は、辛いときは泣きましょう。泣いてすっきりすることもあります。そして泣き終わった後に、自分を奮い立たせることができれば、思いっきり泣くのも一つの手段です。
まとめ
留学する方の多くはホームシックを体験します。ホームシックはあなた一人がなるものではありません。また、ホームシックは長引くこともほとんどないので、一時的な感情でもあります。ホームシックにならないための対処法も大事ですが、なるものだと思い、その時の対処法を覚えておくのも大事になります。
もし無理そうなときは、帰国することも視野に入れておくことで、気も楽になりますので一つの手段として検討するようにしてくださいね。