安全で便利な方法は?短期留学する時のお金の持って行き方や管理の仕方をご紹介!
留学準備の中で頭を悩ませる一つに「お金の持って行き方と現地での管理方法」があります。1か月程度の短期留学であっても、現地での生活費や交通費、お小遣いや万が一の時のことを考慮すると数万円~数十万円の単位のお金を持ち込むことになるでしょう。
お気づきの通り、何万円もの大金を現金で持ち運ぶことは安全上避けるべきです。短期留学ではあまりないかもしれませんが、出入国の際、現金を海外に持ち出す(または日本に持ち込む)金額によっては関税対象になります。
この記事では、短期留学する際の安全で便利なお金の持って行き方や、留学中のお金の管理方法について詳しく解説していきます!
関連記事
目次
海外へのお金の持って行き方【おすすめトップ3】
短期留学の際、おすすめできるお金の持って行き方3選をご紹介します。
こちらの方法をおすすめする大きな理由は、万が一紛失や盗難にあった時に利用停止手続ができることです。また、日本に帰国してからカードの再発行手続きを行えば引き継き利用することができます。
海外で現金をなくしてしまうと、ほぼ100%戻ってこないと思って間違いありませんよ!
使用の注意点は外貨と日本円での為替レートが関わってくることです。採用される実際のレートは分からないため、利用後ネット上での履歴確認や請求のタイミング等で実際日本円でいくらの支払いになったか知ることになります。
クレジットカード
一つ目はクレジットカードです。VISAカードやMastercard、JCBカードなど有名ブランドのクレジットカードは留学先の国々でも使用できる場所が多く、現地のATMでキャッシング(現地通貨の引き出し)も可能です。
留学する本人名義のクレジットカードは18歳以上から作成の申し込みができますが、作成のための審査があります。場合によっては作成できない可能性もありますので注意が必要です。
家族カードの発行も18歳以上を対象としていますが、留学のため海外で使用する場合はカード会社によって18歳未満でも作成することができるようです。詳しくはご利用中のカード会社に確認してみてください。
クレジットカードのデメリット
海外でクレジットカードを利用する場合に限った事ではありませんが、いくら使ったのか把握しておかないと使いすぎてしまう可能性があります。また、利用日から引き落とし日まで期間があくため、計画的に利用する必要があります。
心配な方は予め限度額の設定を見直してみましょう。ただし、あまりにも限度額を低くしてしまうと留学中の万が一に対応できないことになりかねませんので注意が必要です!(諸事象で現地で航空券を買い直す、など)
特に学生など未成年者が利用する場合は家族で話し合いルールを決めて利用するようにできるといいですね。
また、海外での買い物やキャッシングには海外事務手数料やATM地用手数料がかかります。各社の規定をよく確認してみてくださいね。
デビットカード
デビットカードはクレジットカードとは違い、使用したすぐに銀行口座から引き落としされるシステムです。カードと銀行口座が直結しているイメージになりますので、お金をお財布から出す感覚に近いかもしれません。
使い方はクレジットカード同様、カード端末に差し込んだりタッチ決済したりできます。15歳以上の方で日本の銀行口座があれば作成できるので、高校生や大学生の留学にもおすすめです。また、海外でも対応しているATMで現地通貨で現金として引き出すこともできます。
※作成できる年齢は会社によって異なる場合がありますのでご確認ください。
銀行口座の預金残高を超えての使用はできませんし、あらかじめ短期留学中の予算のみを入金しておけば使いすぎ防止にもなります。足りない時は日本のご家族が口座に入金できるので安心です。
各カード会社で盗難や紛失、不正利用のチェックなどトラブル対応も行っているため未成年者でも使いやすいのではないでしょうか。
デビットカードのデメリット
カード会社によって海外での買い物やキャッシングには手数料がかかります。作成前にあらかじめ各社の内容を確認しましょう。
また、銀行口座の残高以上の使用はできないため、留学中にどのくらいのお金が必要になるか不安な方は少し多めに口座に準備しておく必要があります。
留学中にもし資金が尽きてしまった場合、日本のご家族が入金できる日が銀行が営業している平日のため、土日や祝日のタイミングと重なってしまわないように気をつけましょう。
おすすめのデビットカード ブランド
プリペイドカード
プリペイドカードはあらかじめ留学に持って行きたい金額を日本を発つ前にカードにお金をチャージしていく方法です。
例えば、留学中の生活費や娯楽費として30万円持って行きたい場合、自分のプリペイドカード専用のチャージ口座に30万円を入金します。そうするとカード会社の手続きを経て自分のプリペイドカードにお金がチャージさせる仕組みです。
海外での使用はクレジットカードやデビットカードと同じですが、利用金額の上限はチャージした金額までになります。また海外では対応しているATMで現地通貨で現金として引き出すこともできます。
カード使用履歴やの残高はネット上の会員ページで確認することができます。
プリペイドカードのデメリット
チャージ方法や日本に帰国後プリペイドカードに残ったお金を払い戻すなど、条件によって手数料が発生する場合があります。作成する前に各カード会社のHPなどでよく確認しましょう。
キャッシュパスポートプラチナ Mastercard
Visa プリぺ
少額の現金も必要
多額の現金を持ち運ぶことはおすすめできませんが、お小遣い程度(1~3万円)の現金は必要になります。海外ではカードの最低利用金額(20ドル程度)を設けているお店が多く、少額の買い物ではクレジットカードなどが使えない場合もあります。
また、現地到着後すぐに電車やバスなどを利用したり、何かあったときのために現金も用意しておくと安心です。
両替は日本の銀行でも可能ですが、手数料やレートの良さなどを考慮すると日本出発前に空港で両替するのがおすすめです。
もちろん到着後、現地の空港や街中の両替所することもできます。もし飛行機を乗り継いでいかれる方で乗り継ぎ場での休憩や買い物が必要な方は、あらかじめその国の現地通貨を現金で持っておいた方が安心です。
短期留学中に注意すべきことやお金の管理方法
先ほどご紹介したように、お金の持って行き方は複数ありますが、紛失や盗難などのリスク軽減や万が一の備え、用途を分けるなどで複数の方法を組み合わせていくこともいいでしょう。
そうなると、現金やカード類の管理の仕方が大切になります。ここからは海外ならではの事情や留学生が気を付けるポイント、管理方法などをまとめていきます。
持ち物や身だしなみに配慮する
海外では日本人はお金持ち、という印象を持たれています。留学先でもオシャレを楽しみたいところですが、派手な格好やブランド品の時計や財布、バックなどは悪いことを考える人の目につきやすいため避けるのがベターです。
留学では安全第一とオシャレの両立を考え、プチプラのバッグや財布類を使ってみてはいかがでしょうか。
荷物は常に持ち歩き、持ち方を工夫する
日本ではよくある光景かもしれませんが、場所取りのため座席やテーブルにカバンやスマホを置いたままその場を離れることは絶対に避けましょう。海外では泥棒に自分のものを自ら差し出しているのと同じになってしまいます。
何かのタイミングで足元や身近な場所に荷物を置くことも危険です。一瞬の隙をついて持っていかれてしまう可能性があります。
また、上着やズボンのポケットに財布やスマホ、ワイアレスイヤホンなどの貴重品を入れるのも避けましょう。特に人込みや信号待ちをしている間などにスリに合ってしまうこともあります。
留学先として人気のある国や都市は全体的に治安が良いところが多いですが、日本以上にスリや置き引き、ひったく地などの軽犯罪率は高い傾向にあります。
安心と思われるホームステイ先や語学学校、友人の家などでも何かあった際お互い嫌な思いをしないよう、紛失のリスクは取らないよう配慮しましょう。
留学中は常に「日本とは違う」ということを忘れずに、荷物や貴重品にはしっかりと注意を払うようにしてくださいね
お金の管理と保管方法
留学中はパスポート、帰りの航空券、日本円、予備のカードなどすぐに使わない貴重品はスーツケースにしまいしっかりカギをかけておきましょう。できればスーツケール本体も布製ではなく堅い素材がおすすめです。スーツケースは滞在先の目の付きにくい場所に置いておくといいでしょう。
持ち歩く現金は数十ドル程度にし、ファスナーでしっかり口の閉じるカバンを使用しましょう。外ポケットには貴重品は入れないようにします。
それでも心配な場合は、現金とカードを小分けにして分散して収納します。ただし、どこに何を入れたか忘れないよう注意しましょう!
慣れない間や人混みなどではカバンの持ち方も工夫しましょう。リュックサックやショルダーバッグなら自分の胸やお腹の部分に持ってきたり、首下げやウエスト着用できる貴重品ポーチを活用したりしてみてください。
万が一に備えておく
留学中、もし荷物を紛失したり盗難にあった際はどこに助けを求めるべきか整理しておきましょう。
一番は海外留学保険に加入しておくことです。日本を出発する前に手続きする必要があるので忘れないようにしましょう。荷物の補償はもちろん、現地でのけがや病気、倍賞責任など様々な補償やサービスが受けられます。
おすすめの海外留学保険:AIG損保
海外留学保険(海外旅行保険)について
保険会社の緊急連絡先がすぐにわかるよう、保険証書とあわせて冊子も必ず留学先に持って行ってください。
また、現地の交番の場所を把握したりや警察の連絡先をメモしておいたりすると安心です。一人で不安な場合はホストファミリーや学校のスタッフ、現地の友人など身近で頼りにできる人に相談してみるのもいいでしょう。
短期留学で現地の銀行口座開設は不要
そもそも、短期滞在の場合は銀行口座が作れないことがほとんどです。短期滞在の場合アルバイトで収入を得たり、自分で滞在先のマンションなどを契約したりすることはないため現地の銀行口座は不要でになります。
先にお話したカード類でのお金の持って行き方を活用すれば、かなりの日数と手間や手数料がかかる海外送金をする必要もありません。
【おまけ】留学におすすの財布とは?
留学に行く際のお財布はどんなものがいいのでしょうか?
もちろん、日本で使っているお財布をそのまま留学に持って行くことは大丈夫です!しかし、高級ブランドのお財布は目立つため、普段からしっかり管理に気を遣う必要があります。
また、長財布やカード類がたくさん入る大き目のお財布は、かさばったり日本でしか使用しないポイントカードなどは持って行くいく必要がないため、小さいお財布に変えてスッキリさせるのもいいかもしれません。
今では日本と同様かなりキャッシュレス化が進んでる海外では、お金やカード類を持ち歩く機会は減っています。しかし、日本でお財布を使っている方は、いきなり海外で現金やクレジットカードを全く持たないというのも心配ですよね。
もしこれから留学用にお財布を新調するなら、なるべく軽量でコンパクト、素材がしっかりしたものを選ぶといいでしょう。
小さくても多機能!おすすめの財布ブランド5選
ポーター
シンプルなデザインながらも多機能!カジュアル過ぎず、きちん感も出せるところも人気です。紙幣収納部分が分かれているタイプは、留学中に日本円と外国通貨を管理するのに便利。
CHUMS
アウトドアブランドなので、機能性はもちろん色やデザインが豊富で見た目もかわいらしいです。ポケットサイズウォレットは最低限の小銭やクレジットカード、カギなどが収納でき極力荷物を小さくしたい方にピッタリのお財布です。
Drifer
アメリカの老舗アウトドアブランドです。機能性の高いミニマルでユニセックスなデザインが人気です。キーリングがついたキーコインポーチは、別売りの首掛けストラップを取り付けて安全ポーチとしても使えます。
土屋鞄製造所
シンプルかつ使い勝手に合わせて様々なタイプのお財布がそろっています。今、女性に人気の三つ折り財布ならクーシェ ミニウォレットがおすすめ。留学を機にお財布を新調しようと考えている方はぜひチェックしてみてください!
一澤信三郎帆布
創業100年以上、京都の老舗かばんメーカーです。海外へ日本の丁寧なモノづくりが感じられるお財布を持って行くのも素敵だと思います!123A 財布は帆布素材の風合いを生かしたナチュラルでかわいいデザイン。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では短期留学する際のお金の持って行き方や現地での管理方法についてご紹介しました。少額の現金に加え、おすすめのお金の持って行き方は3つです。
・クレジットカード
・デビットカード
・プリペイドカード
それぞれ使用方法や、デメリット、作成できる年齢に違いがあります。ぜひ自分に一番ぴったりな方法を選んでくださいね。そして、万が一に備えて海外留学保険に加入することもお忘れなく!