みんなが留学に行きたくない理由とは?不安を解消して「価値ある留学」にするために
もともとは憧れていたはずの留学なのに、実際に留学に行くまでの時間が差し迫ってくると、不安が高まってきて、やっぱり行きたくないと思うこともあるでしょう。
しかし不安だからといって、留学を諦めてしまっては非常にもったいありません。
そこでこの記事では、留学に行きたくない理由を深掘りすることで、自分を見つめ直し、不安を解消して充実した留学になるようにお手伝いしていきます。
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目次
留学に行きたくない理由とは?
留学に行きたくない理由としては、高校生でも大学生でも費用負担に懸念があったり、日本の方が暮らしやすいと考えていたり、今まで海外旅行に行ったことがないことからイメージがつかなったり、自己肯定感が低かったりということが、下記調査結果からわかります。
「高校生の留学に感する意識調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較-」国立青少年教育振興機構
ここでは、留学に行きたくない理由を1つずつ掘り下げていきましょう。
外国で一人で生活する自信がない
留学先では、言語だけでなく風習や文化など、日本とは全く異なる環境の中で勉強したり、生活したりすることになります。異文化に自分は馴染めるのか、現地の人に呆れられてしまわないかなど、不安が高まることでしょう。
しかし、実際に留学に行くと、そのような不安は吹き飛ぶはずです。悩んでいる暇もなく、めまぐるしく日々が過ぎ去っていき、気づいたら現地の生活様式や、異文化にいつの間にか慣れているので安心してください。
費用負担に懸念がある
留学にはそれなりの費用がかかります。費用面でどうしても心配があるなら、現地の生活では、なるべく自炊するなど、節約することが大切です。
もちろん万が一、足りなくなってしまったら、日本にいる両親に相談するのも手ですし、留学先のビザの規定によっては、現地でのアルバイトが許されている場合もあるので、どうにか工面できますよ。
トラブルに対する不安
海外では、いくら治安が良いと言われている国や地域であっても、スリにあったり、置き引きにあったりすることもあるかもしれません。また、予期せぬ事故や病気に見舞われる可能性もあるので、不安がつきまといますよね。
もしトラブルに巻き込まれてしまって、英語でうまく説明できず困ってしまっても、いざとなったら、ホームステイ先のホストファミリーや、語学学校の講師など、相談できる人は必ずいます。
「トラブルが起きたらどうしよう」と無闇に不安になるのではなく、もしトラブルが起きたとしても、誰に相談すればいいかを決めておくと安心です。
語学力のレベル
留学前からしっかり勉強していたとしても、実際の英会話を理解できるのかとても不安になるかと思います。ただ、基本的に同じ志を持って集まった留学生たちは、自分と同じ気持ちでいるはず。講師も全力でサポートしてくれます。
わからないからと消極的になってはいけません。失敗して当たり前という精神で、恥ずかしがらずに積極的に発言し、コミュニケーションを取っていくことが大切です。
ホームシックになってしまうのではないか
短期留学であれば、ホームシックになる間もなく、留学生活が終わってしまいますが、長期留学であれば、確かに日本や実家、日本の食事などが恋しくなるかもしれません。
しかし、現代では、世界各国に日本食を取り扱うレストランがあったり、スーパーで日本の調味料が売っていたりと、意外と食べ慣れた味を楽しむことができます。
また、SNSも発達したことから、友人や家族が遠くに居ても身近なものに感じるはずですので、そこまで心配はいらないでしょう。
友人が作れるかどうか
留学先の現地の学生や、他国から来た留学生の中で、自分には本当に友人ができるのかと不安になりますよね。それは現地の学生も、他国からきた留学生も同じ気持ちです。たどたどしい英語だったとしても、積極的に笑顔で話しかけることを徹底すれば、必ず良い友人ができることでしょう。
帰国後の不安
留学を終えた後、帰国してからの不安もあるかもしれません。「もともと通っていた学校の授業に追いつけなくなったらどうしよう」「就活も出遅れたらやばい」などと考えてしまうかもしれませんね。
留学に行っていない友人たちの方は、留学に行ったあなたの英語力が向上していて就活が有利そう、と思っているので、実はお互い様です。留学に行く前から、そこまで先のことを不安に思う必要はあまりありません。
留学を迷わせる理由
留学に行きたくない理由を見つめ直したところで、留学を迷わせる理由も掘り下げていきます。
留学反対の声
留学に行く前には、両親や親しい友人、恋人などから下記のような言葉をかけられたことがあるかもしれません。「どうして留学に行くの?」「お金かかるだけじゃない?」せっかく英語を学ぶために、視野を広げるために留学に行きたいと思っているのに、このような言葉を投げかけられたら、気持ちが萎えてしまいますよね。
しかし、みんな意地悪で言っているわけではありません。あなたのことを心配しているのです。何を言われても、留学に行くという強い気持ちを持つことが大切です。
何故留学したいのか明確ではない
留学を反対されたときに、じゃあなぜ自分は留学に行きたいのかを明確に述べられない場合、より反対されてしまいます。
ただ海外の生活に憧れているからなどといった漠然とした理由ではなく、留学先で何を学ぶのか、学んだことを活かして、将来はどんな進路を考えているのかなど、掘り下げてみると良いでしょう。
留学に対してイメージできていない
留学に行くことが決まっても、学校がどんな雰囲気で、現地の生活はどんな感じで、食生活やスケジュールがどうなるかなど、イメージがかたまっていないのも留学を迷わせる理由の一つ。
実際に留学前に現地に赴くということは難しいですが、インターネットなどを駆使し、現地の生活をイメージできるよう、情報収集してみると良いかもしれません。
不安の解消法
ここでは、肝心の留学への不安の解消法をご紹介していきます。
目標と期待の明確にする
留学をする目的や期待を明確にすることは重要です。自分の留学目的やキャリア目標を考え、それに沿ったプログラムや大学を選ぶことが大切です。留学を通じて何を達成したいのかを明確にすることで、不安を軽減できます。
十分な情報収集をする
留学先の国や大学、プログラムに関する情報をできるだけ集めましょう。留学する学校のウェブサイトやガイドブック、現地の文化や生活に関する情報源を活用してください。また、留学体験談や他の留学生とのコミュニティに参加することも有用です。
カルチャーショックへの対応準備
留学先の文化や社会習慣の違いによるカルチャーショックは避けられないことがあります。しかし、事前に文化や習慣について学ぶことで、異文化への適応がスムーズになります。また、現地の人々と積極的に交流し、異文化を理解する努力をすることも重要です。
語学力の向上
留学先での生活をスムーズに始めるために、出発前から語学力を向上させることをおすすめします。難しい勉強をする必要はありませんので、自己紹介を準備したり、中学英語の復習をしたりして少しでも英語に触れておくことが大切です。
留学先での安全性の確認
留学先の安全性について事前に調査することは重要です。外務省や現地の大使館のウェブサイトで、留学先の治安情報や留学に関するアドバイスを確認しましょう。また、留学先での保険の準備や緊急時の連絡先を確認することも忘れないでください。
まとめ
留学に行きたくない理由について、この記事では、留学に行きたくない理由や、留学を迷わせる理由などを深掘りしてきました。
留学は人生においてもなかなかない一大イベント。人によっては一生体験することができない、非常に貴重なものとなります。
様々な不安に駆られることもあるかと思いますが、留学で得られるものは大きく、留学に行ったことで、自分の価値観や将来の進路などが大きく変わることでしょう。事前にできるだけの準備をして、万全な状態で留学に臨めるといいですね。
今一度、なぜ留学に対して不安になっているのかを冷静に考えみてください。皆さんが少しでも留学に対しての不安を解消し、楽しい留学生活を送れるよう祈っています!