リュックサックとバックパックの違いとは?機能性やデザインの違いを解説
旅行や通学、通勤、登山など様々なシーンで活躍するリュックサック。両手が空くので、いろいろな作業もしやすく、ファッションアイテムとしても愛用されていますね。
ただリュックサックの他にも同じような背中に背負うバックの事をバックパックやデイパックなどという呼び方もあり、それぞれの違いを正確に理解している方は少ないのではないでしょうか。
そこで、この記事ではリュックサック、バックパックの違いについて解説していきます!
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目次
この記事の要点
●リュックサックの始まりはなんと紀元前3300年!
●リュックサックの語源はドイツ語で、英語ではrucksackよりもbackpackというのが一般的
●リュックサックもバックパックも背中に背負う袋という意味は一緒
リュックサックとは
リュックサックの語源はドイツ語の “Rucksuck” で背負う袋という意味があります。ドイツでは「ルックザック」などと発音しますが、次第に日本語のニュアンスが入り、今のリュックサックとなりました。
容量が多く、丈夫で、肩に背負うので疲れにくく、両手で作業ができるため、元々は軍用に作られたリュックサックですが、その後、登山やアウトドアなど幅広く使用されるようになり、今では様々な用途で、ファッション性の高いリュックサックも数多くあります。
リュックサックの始まりは紀元前3300年。1991年にイタリアとオーストリアの国境のエッツ渓谷の氷河で見つかったアイスマンと呼ばれるミイラから斧や弓、短剣などを装備しており、木の棒と板を紐で結んで作られた木製のリュックが発見されています。18世紀~19世紀にかけてフレームにクッションやキャンパス素材を使用し、ファスナーを付け、軍用に実用化されました。
日本では1898年ドイツの地理学の研究の為に留学した山崎直方という地理学の研究者がアルプスの氷河を訪問し、研究を行い1902年の帰国時にピッケルや登山靴と共にリュックサックを日本に持ち帰りました。
日本山岳会の第一回大会でそれらを展示し、そのリュックを見本とし、複製したものが日本のリュックサックの最初だと考えられているようです。
バックパックとの違い
リュックサックもバックパックも背中に背負う袋という意味合いで、ドイツ語ではリュックサック、英語ではバックパックとなります。
当初はアルミのフレームを使用し、コットンの布を取り付けたものをバックパックとしていましたが、今となっては区別されておらず、素材は様々。アメリカ発祥のブランドはバックパックとしているところが多いようです。
デイパック
デイパックはその言葉通り、1日分程度の荷物を入れられる大きさのバックです。なので、デイパックはリュックサックとバックパックの一種と考えるのが良いでしょう。
コンパクトで軽量なものが多く、ちょっとした旅行や、ハイキング、通勤、通学などにも気軽に使用でき、ファッション性高いものや、機能性を重視したものも数多くある為、普段使いにも最適です!
まとめ
この記事ではバックパックとリュックサックの違いについて解説しました。
●リュックサック:ドイツ語で背中に背負うバックのこと
●バックパック:英語で背中に背負うバックのこと
※デイパック:リュックサック、バックパックの一種で一日分程度の荷物を入れられる大きさのもの
それぞれ歴史の違いはあるものの、今となっては言葉の違いのみで、特に明確な区別はされていないようです。バックパックとリュックサックの違いや今に至るまでの歴史は興味深かったですね
最初は木を紐で結んだものから始まり、軍用になり、現在の普段使いされるまで、様々な方々の工夫によって少しずつ変わっていきました。リュックサックというバッグには開発者の熱意と、生活を豊かにしようとする知恵がたくさん詰まっていることが分かりました!
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