【人気の5カ国】アメリカ・フィリピン・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドの短期留学費用を紹介
短期留学に憧れを抱いているけど、どれくらいの資金を貯めたら安心かわからないという方は少なくありません。
そこでこの記事では、留学先としてメジャーな5カ国の短期留学の費用内訳を徹底解説していきます。
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目次
短期留学の際に必要となる費用
まずは、どの国に短期留学に行くにしても必要となる費用を項目別に見ていきましょう。
パスポート申請料
海外に行く際には、留学であろうと旅行であろうと必ずパスポートが必要となります。
新しくパスポートを申請する際には、5年間有効(12歳以上)のもので11,000円、10年間有効(18歳以上)のもので16,000円かかります。
ビザ申請料
多くの国では、外国人に入国を許可する証明書であるビザの申請が必要となります。申請料は国によって異なりますが、短期留学で一定の条件を満たしている場合、ビザの申請がいらない場合もありますので、事前にチェックしておきましょう。
主要な留学先のビザの有無や申請料は下記表を参考にしてください。
国名 | ビザ | 申請料 |
アメリカ | 週18時間未満の授業かつ90日以内の滞在:学生ビザ(F-1ビザ)は不要 ※電子渡航認証システム(ESTA)の申請が必要 | ESTAの申請料:US$21 |
フィリピン | 30日以内の滞在:ビザは不要 ※語学学校へ通う留学:滞在期間に関わらず特別就学許可証(SSP)の取得が必要 ※大学or高等学校以上の教育機関へ留学:学生ビザの9Fが必要 ※SSPや学生ビザの9Fを取得する際or60日以上対峙する際には、外国人登録証カード(ACR I-Card)の取得も必要 | SSPの申請料:6,500ペソ 学生ビザの9Fの申請料:12,957ペソ ACR I-Cardの申請料:3,000ペソ |
オーストラリア | 3ヶ月未満の留学:学生ビザは不要 ※電子渡航認証システム(ETA)の申請が必要 | ETAの申請料:AU$20 |
カナダ | 6ヶ月未満の留学:学生ビザは不要 ※電子渡航認証システム(eTA)の申請が必要 | eTAの申請料:CA$7 |
ニュージーランド | 3ヶ月未満の留学:学生ビザは不要 ※電子渡航認証システム(NZeTA)の申請が必要 | NZeTAの申請料 ・専用アプリから:NZ$17 ・Webサイトから:NZ$23 ※NZeTAの申請と同時に国際観光税(IVL)が課せられ、別途NZ$35が必要となります。 |
※ビザの申請条件や申請料は随時変更となる可能性があります。最新情報は各国移民局のWEBサイトにてご確認ください。
海外留学保険
たとえ1週間という短い期間の短期留学であっても、大抵の語学留学では海外留学保険への加入が義務付けられています。もし義務付けられていなかったとしても、海外で病気や怪我をしてしまうと、医療費が高額のため、加入しておくべきです。
また、持ち物や飛行機遅延への補償、他人にケガをさせてしまった、誤ってホームステイ先の物を壊してしまったなど個人賠償責任への保障などが受けられます。
渡航先や補償内容によって、1ヶ月ほどの短期留学で25,000〜35,000円程度かかります。
渡航費
日本から留学先、留学先から日本の往復の航空運賃がかかることも忘れてはいけません。留学先や時期、予約のタイミングなどによって価格が大きく変動するので注意しましょう。
特にハイシーズンは割高になる上、すぐに満席になってしまうこともあります。安く抑えたい場合には、直行便ではなくトランジットを選ぶなどといった工夫も必要です。
格安航空券比較サイトなどで一度価格をチェックしてみてください。
語学学校などの学費
短期留学では語学学校などのプログラムに参加することになりますが、国や地域、学校の質、レッスン内容、時期などにより大きく価格に差があります。
なるべく留学生が少ないオフシーズンを狙うと、少し出費を抑えることができるかもしれません。
目安にはなりますが、一週間で35,000~50,000円程度です。一か月で140,000~200,000円程度となります。
滞在費
留学する国や地域、ホームステイ、学生寮、ルームシェア、ホテル、1人暮らしなどの滞在手段によっても価格は大きく異なります。
ホームステイは一見割高に見えるかもしれませんが、食事が付いていることなどで実はコストパフォーマンスが良い場合もありますよ。
一か月で100,000~150,000円程度が目安となります。
食費
食費は国や地域の物価によって負担が大きい場合があります。ホームステイや学生寮を選択したとしても、昼食は自分で手配する必要がある場合が多いため楽観視は禁物。
できれば現地のスーパーで食材を買い、簡単な自炊をするのが費用の節約になります。自炊が基本であれば目安として1ヶ月あたり30,000〜50,000円程度を見ておくといいでしょう。
もし外食やテイクアウトでの食事をメインにする場合、海外では高額です。日本のような格安弁当や1,000円ランチなどはないため、一食あたり3,000~5,000円くらいはかかると考えておいたほうがいいかもしれません。
交通費
留学中も滞在先と学校の移動費、場合によっては休日や放課後に観光地へ赴く際の移動費がかかります。滞在先から学校への距離によって、価格は大きく変動します。
バスや電車代は目安として5,000~10,000円程度見積もっておきましょう。
アクティビティ費
留学先の語学学校では、イベントや休日にアクティビティを企画していることがあり、場合によっては参加費用が必要となる場合もあります。気になるイベントや参加したいイベントがある際は学校のスタッフに確認しましょう。
目安として10,000~20,000円程度見積もっておきましょう。
通信費
国や地域によっては、現地の無料Wi-Fiで乗り切れることもありますが、事前に海外パケット定額サービスに契約したり、海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルしたりしておくと安心です。
一か月で5000~10,000円ほどが目安となります。
消耗品費
短い滞在期間であれば、日本から持ち込んだ消耗品で賄えるかもしれませんが、滞在期間が長くなればなるほど、日常生活において必要な消耗品は現地で調達する必要があります。
一か月で考えると3,000~5,000程度が目安となります。
交際費
留学先では、現地の友人と外食したり、観光やアクティビティを楽しんだりと、普段できない体験をするために、どうしても交際費は高くなりがち。
さらに、留学を終える頃には日本へのお土産を購入することも想定されるので、余裕を持って準備しておくと安心です。
一か月で20,000~30,000円程度あると多少余裕が感じられます。
国別留学費用の内訳(1ヶ月)
ここからは本題の国別留学費用(1ヶ月)を見ていきます。ここでの内訳は往復航空券・学費・滞在費・食費の見積金額です。
アメリカ
アメリカは、短期留学先としてとても人気が高い国です。ハリウッドやニューヨーク、シリコンバレーなど有名な地域が多く、勉強の合間に訪れたい場所が目白押し。
しかし、ものすごく物価が高いため、滞在費および生活費はある程度かかることを覚悟しておく必要があるでしょう。
1ヶ月にかかる費用の目安は、450,000〜550,000円程度です。
フィリピン
フィリピンは東南アジアの留学先として非常に人気の高い国。日本からの距離が近いので、渡航費が安く済む上、物価が安いので滞在費も抑えることができるという魅力があります。
また、他国とは異なり、マンツーマンの授業を1日6〜8時間みっちり受けることができるというのも嬉しいポイント。
1ヶ月にかかる費用の目安は、300,000〜350,000円程度となっています。
オーストラリア
自然豊かで過ごしやすく、多種多様な民族が集まるオーストラリアも人気のある留学先。休日のアクティビティは開放感あふれるものばかりで、日常の喧騒を忘れられることでしょう。
物価は高いですが、学費の保護サービス、教育機関サポートサービスなど、留学生の保証制度が整備されているので安心です。
1ヶ月にかかる費用の目安は、350,000〜450,000円程度です。
カナダ
訛りのない綺麗な英語を習得できるカナダも人気の留学先の1つです。国土が広く、地域によって近代的な雰囲気や自然豊かな風景を楽しむことができます。
物価は意外と安く、日本でと同じような感覚で生活できるはずです。
1ヶ月にかかる費用の目安は、400,000〜450,000円程度と、地域によって大きく差があります。
ニュージーランド
とにかく大自然の中で過ごしやすく、治安も安定しているニュージーランドも留学先として人気。物価は高めですが、学生ビザでもアルバイトが許可されているため、現地で生活費を稼ぎながら留学可能です。
特に世界の中でも群を抜いて教育水準が高く、質の高い授業を受けることができるでしょう。
1ヶ月にかかる費用の目安は、350,000〜450,000円程度となっています。
まとめ
短期留学の費用について、この記事では、留学先としてメジャーな5カ国の短期留学の費用内訳を徹底解説しました。
国や地域、選ぶ学校、滞在方法など、様々な要因によって費用に大きく差が生じます。
なるべく安く済ませたいという方は、早め早めにリサーチしつつ、計画性を持って早い段階でスケジュールを立てて準備しましょう。